この画像を大きなサイズで見る 先日、米カリフォルニア州を拠点にNASAの研究開発などを行っているジェット推進研究所(JPL)が金属でできた特殊な”布”の試作品を発表した。 「NASAの新しい宇宙織物」として紹介されたこの布は従来の布とは異なり、3Dプリンタで作られる。いわゆる鎖かたびらに似ているが、宇宙では幅広い用途で使われる可能性を秘めているという。 針も糸も通せない金属の布。これが宇宙でどのように役立つのだろうか? JPLが開発した金属の布 この試作品はスペインのファッションデザイナーを親に持つエンジニアが開発したものだ。小さくて四角い金属パーツがつながっているため、鎖かたびらに似た外見をしている。 そしてこの “布” は手で縫い合わせることはできない。3Dプリンタで丸ごと作られるのだ。 宇宙で役立つ4つの機能 この布は、反射率と受動的な熱管理、折りたたみ性と引っ張り強度という重要な4