2016年ノーベル賞を受賞した、大隅良典栄誉教授のこれまでの研究活動が詳しく報道されたことにより、いま、“研究者”という職業に対する社会的関心が高まっている。 では、現場の研究者は何を思い、日々の研究に没頭しているのだろうか? 本学が誇る気鋭の研究者4名に、それぞれの研究の魅力や東工大で学ぼうと考えている若者たちへのメッセージなどを訊いた。 インタビュアー 調麻佐志 リベラルアーツ研究教育院 教授 調本学で先端的な研究を手がけている皆さんに、高校生や受験生、また大学院進学を考える学部生に向けて、どのようなことを考えて研究に取り組まれているかをお話いただきたいと思います。 まずは自己紹介を兼ねてそれぞれの研究についてお話しください。 波多野2010年に企業から東工大に移ってきました。ここで私がやりたいことは基礎的な物理現象を使って、社会に貢献できる研究です。具体的にはダイヤモンドのユニークな
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