3回蒸留の泡盛「尚」。酒造所の所在地によってロゴの色が異なり、北部は森の緑、中南部は首里城の赤、離島は海の青を表現した。ロゴの下に酒造所名が記されている 沖縄県内の泡盛酒造所12社は、「3回蒸留」という新たな製法で製造した泡盛「尚(しょう)」を共同で商品化した。12社の酒造所が連携し、同じ製法で同じ銘柄の泡盛を製造するのは初めて。商品名は琉球王朝の王家の姓から取った。同泡盛をウオッカやテキーラなどのように、世界に通用する蒸留酒として広めることを目指す。25日に開幕する沖縄の産業まつりから販売開始する。 泡盛は通常、1回蒸留で製造されている。一部の酒造所が度数や風味の調整のため「再蒸留」という形で2回蒸留の泡盛を製造した例はあるが、3回蒸留の泡盛は過去に例がないという。蒸留を繰り返すことで、特定の味わいや風味が際立つ。 3回蒸留の泡盛「尚」の販売開始を発表した県内12酒造所の技術者ら=16日
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