今回取り上げるテーマ:Retina(レチナ)。画面を構成する画素が目に見えないぐらいきめが細かく高精細のディスプレイであることを形容した言葉。本来は人間の目の網膜――人間の眼球の奥にあり光を神経信号に変換する膜のことを意味する単語である。アップルが2010年6月に発売したiPhone 4に、縦横とも従来の2倍の解像度を持つディスプレイを搭載し、「人間が知覚できる以上の解像度のRetinaディスプレイ」と宣伝したことから一般化した。 人間の目の分解能(見分けることのできる細かさ)は、視力から計算することができる。視力検査では「視力1.0」「視力0.7」などと言われて、私たちはなんとなく数字が大きいほど目が良いと思っている。しかし実は視力は、ドラゴンボールの「スカウター」(相手の強さが数値で分かるメガネ)が表示する戦闘力の数値とは違って、厳密にその意味が定義されている。 視力とは「分単位で表し
![“網膜=Retina”とは、ずいぶんなネーミングですよね? アップルさん - 日経トレンディネット](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/efd2f2cad76df68f082d46569beebcc700467a8f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftrendy.nikkeibp.co.jp%2Farticle%2Fcolumn%2F20131128%2F1053800%2F02_px267.jpg)