マンガに精通する書店員らが「その年一番面白いと思ったマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2021」(実行委員会主催)で大賞に選ばれた「葬送のフリーレン」。山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画のマンガで、「週刊少年サンデー」(小学館)で2020年4月に連載がスタートすると、すぐに話題になった。生と死をテーマに繊細な感情が表現されるなどさまざまな魅力がある作品だ。じんわりと心に染みるような不思議な読後感もある。「葬送のフリーレン」はなぜ、人の感情を揺さぶるのだろうか? また、どのように誕生したのだろうか? 小学館の担当編集の小倉功雅さんに聞いた。