【ゾンビランドサガ11話のネタバレあり】 ゾンビランドサガ11話の感想を見ていると、多くの方が源さくらを「凡人の代表」「現代病理の風刺」と評しているのを目にする。その度にこう、的外れではないが正鵠を射るとも言えないような、何処かモヤっとした気分になる。私の中では、寧ろ源さくらの生き様はフランシュシュの中で最も常軌を逸していて、とても我々のような凡人を代表した存在とは思えない。だけど一方で彼女が凡人と言われる理由にも心当たりがあるのだ。本記事ではそんな話をつらつらと綴っていく。 源さくらはもとより「努力の天才」だった。ガタリンピックで明示されたように彼女は基本的に鈍臭い。6話で純子の帽子を取り損ねた件に鑑みても、身体能力は平均以下と言わざるを得ない。そんな彼女が努力だけで劇の主役を勝ち取り、努力だけでリレー選抜を勝ち抜き、学年1位のタイムまで叩き出した。これだけで既に常人離れした実績にも見え