例外処理(try,catch,finally)を記述する基本原則 - Javaとかで学ぶ、すぐに使いたくなる洗練されたプログラムイディオム集 例外処理(try,catch,finally)は、if文やfor文などと比べ、歴史の浅い制御文だ。歴史が浅い分、例外処理の書き方も確立・定着しておらず、人によってまちまちだ。そこで今回は例外処理の書き方を取り上げる。 例外処理をまじめに実装するとかなり複雑なことになる。そのため今回はシンプルにするイディオムというよりも、シンプルな基本原則を示すことにする。 例外処理の基本原則 1. 後処理にはfinallyを使う リソースの開放などの必ず実行したい後処理は、必ずfinallyブロックの中に書く。その際のtryブロックは後処理が必要になる事由の発生直後から始める。 例: 1 Connection con = newConnection(); 2 try