高校中退 経済的理由の割合減 8月5日 14時3分 昨年度、「経済的な理由」で高校を中退した生徒の割合は、平成3年度以降、最も少ない1.9%となり、文部科学省は、去年からスタートした授業料無償化に一定の効果があったのではないかとみています。 この調査は、文部科学省が全国の国公立の高校などを対象に毎年行っているものですが、今回は、東日本大震災の影響で、被災地の岩手、宮城、福島の3県のデータは含まれていません。それによりますと、昨年度、高校を中退した生徒の数は5万3245人で、中退者の割合は1.7%と前の年度と同じになっています。中退の理由については、「学校生活に適応できない」が最も多く39%、次いで「進路変更」が34.1%、「学業の不振」が7.1%となっています。一方、「経済的理由」で中退したのは1.9%で、平成3年度以降、最も少ない割合となっています。経済的理由での中退が少なくなったことに