北海道恵庭市の陸上自衛隊北恵庭駐屯地で12日、今年新成人となった隊員19人が、74式戦車を相手に綱引きに挑戦した。 団結力を高めることなどを狙って20年以上前から続く恒例行事で、若手隊員は戦車につないだ2本の綱を手に「ワッショイ、ワッショイ」と掛け声を出し、精いっぱい引っ張ったが、約38トンの戦車はピクリとも動かない。周りで応援していた先輩隊員約200人が加勢し、戦車はようやく約5メートルほど動いた。亀井将晃3等陸曹(20)は「重い戦車も力を合わせれば動くことが実感できた。動いたときは気持ちよかった」と話していた。