トップ > 特集・連載 > 揺らぐ 猪瀬都政 > 記事一覧 > 記事 【揺らぐ 猪瀬都政】 知事盛衰 あす就任1年 五輪招致の主役→かすむ看板政策 Tweet mixiチェック 2013年12月17日 東京都の猪瀬直樹知事が十八日で就任一年を迎える。医療法人「徳洲会」グループから五千万円を受け取った問題が発覚後、史上最多の四百三十三万票の勢いはうせ、都議会から進退を問う声まで上がっている。この一年の成果と挫折を検証する。 「猪瀬さんに余裕がないなら、副知事と話し合って人事を決めることもある」。二〇二〇年五輪を担当する下村博文・文部科学相が今月十三日、取材に答えた。危急の課題は、大会組織委員会トップ人事。年内決定の方針だったが、五千万円問題のあおりで宙に浮いている。 招致委員会会長として九月にアルゼンチンに乗り込み、マドリード(スペイン)とイスタンブール(トルコ)に競り勝った。組織委は来