駆け抜けた 列車も人も JR米原駅2009年7月25日 印刷 ソーシャルブックマーク JR米原駅に停車する新幹線は日中、上り下りとも1時間に2本程度。通過列車が全速力で走り抜けていく再開発が進む駅前の更地にポツンと立つおでん屋「想い出」保存を求める署名が集められたラッセル車SLの動輪をまつっていると言い伝えられる「大神宮」。林の中にひっそりと立つ風洞技術センターに保存されている新幹線の高速試験車両=いずれも滋賀県米原市で フォトギャラリー 蒸気機関車(SL)の動輪をまつっている、と言い伝えられる祠(ほこら)がある。宮司は「ご神体のことは話せない」と言うが、鉄道員らはそう信じて疑わない。 JR米原駅(滋賀県米原市)から東へ徒歩10分の山のふもと。祠の名は「大神宮(だいじんぐう)」という。かつて旧国鉄・米原機関区にあった。SLの機関士らは、運行の無事や安全への願いを込めて帽子を取り、祠に頭