ベランダからの転落死や、川やプール、風呂場での溺死、おもちゃの誤飲など、「まさかの事故」はどうしたら防げるのだろうか。アメリカをはじめとした各国では、「チャイルド・デス・レビュー」と呼ばれる子どもの死亡登録・検証制度が実用化されている。子どもの死亡について、医師や警察官だけでなく、弁護士や児童福祉の担当者などが、解剖結果のほか、成育歴や生活環境も調査する。それらをデータベース化することで、社会に役立てる仕組みだ。いま、日本でもこの制度の導入に向けた動きが始まっている。(取材・文=田中有/Yahoo!ニュース 特集編集部)