「テレビでGoogle特集を放送してたから、録画しておいたよ」 遅くまで仕事をして帰宅すると妻が気の利いたことを言ってくれた。さすが、インターネット業界で働く夫の興味をよく知っている。翌朝、眠い目をこすりながら食卓につくと、テーブルに並ぶのはフルーツだ。 「疲れているように見えたから、食べやすいものにしておいたの」 こんなに“できた奥さん”、ありえねぇよ。そうですよね、そう思いますよね? でもこれ、私の家庭の実話なんです…。 連載2回目にして、のろけ話か! 読者の皆さんから、お叱りの声が聞こえてきそう。でも、ご容赦ください。この妻の応対は、ネット・サービスや家電などの分野で、これまで以上に重要性を増している、ある技術の将来像を示しているのだ。 機械でヒトの応対を代替できるか 妻の応対は、どのようなロジックで成り立っているのか。もちろん、「何か裏がある」とか、そういう話ではない。注目したいの