「世紀に1回のツナミだ」前FRB議長、失業増を警告2008年10月24日15時1分印刷ソーシャルブックマーク 23日に米議会で証言するグリーンスパンFRB前議長=ロイター 【ワシントン=西崎香】米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン前議長は23日、経済危機をめぐり「我々は世紀に一回のツナミ(津波)のまっただ中にいる」と発言し、失業がさらに増えると米議会で警告した。一方、06年までの自身の在任中の対応に、部分的に間違いがあったとの見方を示した。 危機対策について下院政府改革委員会が開いた公聴会で証言。「これまでの金融面での打撃から、一時解雇や失業が大幅に増えるのは避けられないと思う」と指摘し、過去1年間で1.4ポイントも急上昇して6.1%になった失業率が、さらに悪くなるとの見通しを示した。 危機の原因について、金融機関の審査が甘く、焦げ付きを生みやすい取引が急に増え、十分な対策がとれ