www.churobird.work エルサレム旧市街の南西のシオン門の外の一角はシオンの丘と呼ばれています。真っ先に思い浮かぶのは、イスラエル建国の父ヘルツルが起こしたシオニズムですが、シオンとはエルサレムの古い呼び名です。ヘルツルがヨーロッパ中のユダヤ人に「祖先の土地シオン(エルサレム)へ還ろう!」と呼びかけたことで1948年のイスラエル建国が実現しました。かつてユダヤ教の司祭や貴族が多く住んでいたシオンの丘はユダヤ教徒にとって所縁のある土地のはずですが、なぜかこの辺りにあるのはキリスト教会ばかりで、シナゴーグの姿はほとんど見当たりません。それもそのはず、ソロモン王の時代にあったオリジナルのシオンの丘は、エルサレム旧市街の岩のドームが建っている神殿の丘辺りのことを指しているからです。この辺りがオリジナルを差し置いてシオンの丘と呼ばれている理由はわかりません。 狭い路地の間からマリア永眠