終戦から2〜3年経った頃、我が家では何故かこけしブームだった。 食料もままならず不安な生活だったのに義兄さんが東北から持ち帰ってきたのがキッカケだったと思う。 母は趣味で人形を創っていたことがあるから大喜びで姉と3人で、どういうルートか知らないが次々増えて行った。 署名入りの大きなのも幾つか有ってそれは義兄の自慢だった。 今思うと暗かった戦時下、戦後の殺伐とした生活のなかで癒されるモノを求めていたのかも。 眺めているだけで素朴なやすらぎを与えてくれた。 なんて 大昔の事を思いだしたのは何年か前にマゴが贈ってくれた新作こけし人形を悪戯書きしたからだ。 可愛さが描けなくて不満イッパイだけど気軽に描く習慣を取り戻したいと思っている。 それにしても忙しいな。 料理、洗濯、掃除、買い物、読書、パソコンの合間にテレビ、パズルであっという間に夕方だ。 自分の為のことばかりなのだけど。 明日はアトリエに行