「TIPS:TreeViewコントロールへ項目を追加するには?」では、TreeViewコントロールでツリーを構築するために、複数のツリーのデータ項目(ノード)をまとめて登録する方法や1つずつ追加する方法を紹介した。 特に複数のノードをまとめて追加するツリー構築手法は、そのツリー形状が固定的な場合には最も効率がよい。しかし例えばレジストリ・エディタやエクスプローラのように、ツリー階層が非常に深く、またその深さが不定の場合、ツリー全体の項目を最初にすべて追加しようとすると、その処理に時間がかかってしまい、アプリケーションのパフォーマンスが低下する可能性がある。 そこで、本稿では適切なタイミングで必要なだけのツリー・ノードを追加する方法を紹介する。これにより、ツリー全体の構築が効率的になる。 適切なタイミングで必要なだけのツリー・ノードを追加する方法 TreeViewコントロールに最も効率的にノ
特にUIを持たずWindowsのバックグラウンドで動作する「Windowsサービス」。この特集では、実践的な開発手法レクチャーとして、.NETアプリケーションにモニタリング機能を提供するWindowsサービス作成方法を解説していく。 Visual Studio Magazine誌は、米国でVS専門誌ナンバーワンの発行部数を誇る。ITmediaでは、発行元FTP Onlineから翻訳権を取得。米国発でホットな話題をピックアップし、月に2つの特集を定期掲載している。 今回は、.NET Framework上でも基本として取り上げられることの多いWindowsサービスの作成方法についてだ。レガシーなものとして軽視しがちだが、実例サンプルを挙げてより具体的な手法を解説していく。 取り上げるテクノロジー::VB.NET 従来、C++やMFCプログラマの領域であった「Windowsサービス」は、現在、.
無償の企業向けデータベース・エンジンであるMSDEは、コマンド・プロンプトから操作することが基本であるが、使い慣れたAccessからアクセスできれば便利である。 別稿のWindows TIPS「データベース・サーバのフロントエンドとしてAccessを利用する」では、MySQLやPostgreSQL、MSDE(Microsoft SQL Server Desktop Engine)など主要なデータベース・サーバのフロントエンドとして、Accessを利用する方法を紹介した。これらデータベース・サーバは、標準機能としてGUIベースの管理ツールを持たない。つまり、ただ単にテーブルの中身を確認するだけのためにも、いちいちコマンドライン上からSQL命令を発行しなければならないのだ。しかし、Accessを介することで、単純なデータ入力は、Accessの標準的な機能である「テーブル」や「フォーム」によって
あなたのアプリケーションは大丈夫? ~ .NET Framework 2.0上での1.1アプリケーションの動作:Microsoft Tech・ED 2005 Yokohama いよいよVisual Studio 2005の年内出荷に伴って、.NET Framework 2.0の正式リリースも近づいてきた。そこで気になるのが、既存の.NET Framework 1.1アプリケーションが、.NET Framework 2.0上でどのように動作するのかという点だ。 パシフィコ横浜で行われたTech・Ed 2005のセッションでは、現在動作している.NET Framework 1.1対応のアプリケーションをこれからも継続利用するためには、.NET Frameworkの互換性に対する正しい理解と適切な対応が必要なことが説明された。 .NET Frameworkの互換性を語るには、まず、どのような仕組
AI and Microsoft 365 Copilot: here to help you achieve more You've undoubtedly heard a lot about artificial intelligence lately. And maybe you've heard about Microsoft 365 Copilot, the new technology coming to Microsoft 365. Questions about what all of this means for you? Learn more about Microsoft 365 Copilot and what AI can and can't do Check out our new AI portal
これは当然、期待されるべき挙動ではない。このフォームの動作仕様として、[購読取消]をクリックしたときには、購読開始の入力項目の検証処理は実行されてはならない。よって、その検証コントロールの処理を無効にする必要がある。 ■検証コントロールの無効化 そこで登場するのがCausesValidation属性だ。CausesValidation属性は、Button、LinkButton、ImageButtonなどの、いわゆる「ボタン系コントロール」で利用可能な属性で、これをFalseに設定することでWebフォーム上の検証コントロールを一時的に無効にできる。つまり、上記のWebフォームならば、[購読取消]ボタンに対してCausesValidation属性をFalseに設定することで、無用な検証コントロールの動作を抑制することができる。具体的には、上記のWebフォームで[購読取消]ボタンを無効にするには
前回はVisual Studio .NET(VS.NET)やMicrosoft SQL Server Desktop Engine(MSDE)の準備を行うとともに、VS.NETの基本的な画面構成・機能について概説した。 それを踏まえて、第2・3回では前・後編に分け、VS.NET上で具体的なASP.NETアプリケーションを構築してみよう。旧来のASPでテキスト・エディタ主体の開発を行ってきた方には、IDE(Integrated Development Environment)開発の流れを学んでいただき、Visual BasicやC++などでVisual Studio 6.0を使用してきた方には、いわゆるWindowsアプリケーションとは微妙に異なる概念に注意しながら、読み解いていただきたい。とにかく手を動かし、実際に動作したものを自分の目・肌で体感すること。それが本稿の目的である。VS.NE
本サイトで連載された「C#入門」を大幅に加筆修正し、刊行された書籍版を再度Webで公開開始。この機会にC#プログラミングにチャレンジしよう。 まずは、最低限の背景知識を説明しよう。C#とはどのような形で生まれた言語か、そして、ECMAによる標準化やCLI(Common Language Infrastructure)などの言葉の説明も今回で行う。 0-1 本連載の目的 本連載は、新しいプログラミング言語、C#のプログラミング入門を扱う。C#とは何か、という話題は本連載の本題でもあるので、あとで詳しく説明する。想定する読者は、C#のことは何も知らないが、プログラミングの経験のある方々とする。つまり、C#のことを何も知らない人も歓迎するが、いちいち「変数って何?」というような基本的な説明は行わない。それでも、プログラミング言語によって知識に偏りがあるのは事実なので、もしかしたら、あなたがご存じ
特集:フレッシュマン企画 【2006年度版】 .NET開発者のためのオンライン・リソース・ガイド デジタルアドバンテージ 一色 政彦 2006/04/22 本稿は、これから.NETでプログラミングを始めようとしている方や、新しく.NETでの開発に携わることになったフレッシュマンに贈るオンライン・リソース・ガイドの2006年度版である。インターネット上に数ある.NET関連サイトの中で、.NET開発者がまずは押さえておくべきWebサイトについてまとめている。 ●本稿がまとめているサイト&ジャンル分けについて .NET開発者がよく利用するサイトの代表は、やはり.NET Framework & Visual Studioを提供するマイクロソフトのサイトだろう。だがひとくくりに「マイクロソフトのサイト」といっても、マイクロソフトが運営するサイトは本当にたくさんあり、それぞれのコンテンツも膨大となって
まもなく(2月3日から)Visual Studio 2005(以降、VS 2005)製品パッケージの店頭販売が開始される。それに当たり、どのエディションを買うべきか迷っている読者諸氏も多いのではないだろうか。VS 2005には次に挙げたような多数のエディションが用意されており、それぞれの推定小売価格も無償~75万円以上と幅広いので、さらに迷いは深まるだろう。 VS 2005 Express Edition(以降、VS 2005 Exp): → 無償でダウンロード提供中(無償提供期間は2006年12月14日までの1年間の予定)。パッケージ版は4800円。 VS 2005 Academic Edition: → 4800円。ただし学生向け。Standard Edition相当。 VS 2005 Standard Edition(以降、VS 2005 Std): → 2万9800円(アップグレー
本稿では、VB.NETを利用し、簡単な機械語で動く仮想CPUを作ることでバイナリプログラミングを満喫します。実際の業務で直接使えるケースは少ないと思いますが、デバッグやプログラミングの地力向上に役立つでしょう。今回はINC命令とDEC命令の実装を通じて、長さが違う機械語の実装法を解説します。 Visual Studioには、標準でたくさんのコントロールが用意されていますが、 ComponentOne Studio(コンポーネントワンスタジオ)には、さらに便利なコントロールが多数収録されています。この連載ではこれらのコンポーネントを組み合わせて売上管理アプリケーションを作っていきます。まずは、売上データ一覧表の項目として、 ComponentOne Studioに収録されているFlexGridを使いながらアプリケーションの土台を作成します。 本稿では、LINQ to SQLを使って空のクエリ
はじめに 本稿では、開発から運用まで一貫して利用できるロギングライブラリの「log4net」を紹介します。 読者の皆さんは、アプリケーションの挙動を確かめるために、メッセージボックスを表示(MessageBox.Show)させたり、デバッグウィンドウにメッセージを出力(Console.WriteLine)していませんでしょうか。これらの方法は手軽な反面、リリース前にMessageBox.Showをコメントアウトしなければいけない、Console.WriteLineの出力メッセージを実行形式のモジュールから見ることができないなど、本番運用には適しているとはいえません。しかし、log4netを使用すると簡単に効果的なログ出力が可能になります。対象読者 .NETにて開発を行っている方を対象としています。必要な環境 サンプルはVisual Studio .NET 2003で作成され、.NET Fr
難解なマルチスレッド・プログラミングを基礎から解説。まずはその動作原理を理解し、活用すべき場面を見極める。 連載目次 シングルスレッドとマルチスレッド コンピュータのプログラムは、基本的に1行ずつコードが実行されながら動作する。通常、分岐やループがあっても、プログラム全体は1つの流れになっている。このような一連のプログラムの流れを「スレッド」(Thread:「糸」などの意味)と呼び、1つのスレッドだけからなるプログラムを「シングルスレッドなプログラム」という。たいていのプログラミングでは1つの処理の流れを記述するが、このようなプログラムはシングルスレッドなプログラムに該当する。 一方、プログラムによっては、処理効率を上げるなどの目的で、複数の処理を並行して行うことができる。つまり、1つのプログラムで複数のスレッドを同時に実行することができるのである。このようなプログラムを「マルチスレッド・
.NET Framework SDKで始める .NETプログラミング(前編) ―― プリミティブな.NET Framework SDKは入門に最適。ここから始める.NETプログラミング ―― Microsoft.NETに興味はあるけれども、なかなか始めの一歩を踏み出せないというプログラマの方に本稿を捧げたい。 現在、.NETプログラミングを始めるには、大きく2つの方法がある。1つは、2000年12月よりインターネットでのダウンロード・サービスが開始されたVisual Studio.NETベータ1を利用する方法である(以下、特に明記しないかぎり、「Visual Studio.NETベータ1」を単にVS.NETと略す)。このVS.NETは、これまでもWindowsプログラマに愛用されてきたVisual Studioの.NET対応バージョンで、各種プロジェクトの設定やソース・コード・エディタ、コ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く