NPO法人が開発 増えすぎて農業被害をもたらしているニホンジカやイノシシなどを、人気の「ジビエ(野生鳥獣の肉)料理」に利用しやすくするため、レストラン経営者らが作るNPO法人が大型獣を捕ったその場でさばける「移動解体処理車」を開発している。食肉として売れるようになればハンターの収入が増え、駆除のための人材確保にもつながるため、農林水産省は普及に向けた支援を検討している。 野生鳥獣による農業被害は2014年度は全国で191億円に上った。特に、被害が大きいシカとイノシシは年間40万頭以上を捕獲しているが、個体数増加に歯止めはかかっていない。さらに、国内ではハンターが高齢化する一方、収入が確保できないことから若手の参入も少ない。
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