ことし8月、東京 千代田区の交差点を青信号で渡ろうとした男の子が緊急走行のパトカーにはねられ死亡した事故で、このパトカーは交差点内では速度を落とし徐行するという決まりに反し、時速40キロ以上で走行していたことが捜査関係者などへの取材で分かりました。警視庁は26日にも、運転していた警察官を書類送検する方針です。 警視庁の規程で、パトカーは緊急走行中でも交差点を通るときは速度を落として徐行する決まりになっていますが、捜査関係者などによりますと、このパトカーは男の子をはねたとき、決まりに反し時速40キロ以上で走行していたということです。 パトカーは当時、薬物事件の捜査で容疑者の尿を鑑定するため、警視庁本部に向かっていたということです。 警視庁は、速度を落として安全を確認することを怠ったなどとして、パトカーを運転していた新宿警察署の51歳の巡査部長を26日にも、過失運転致死の疑いで書類送検する方針