もしかすると日本の歴史にとって今こそそんな『転換点』なのではないか。普段政治に疎い私でさえ、日本の政治史に大きな潮目の変化といっていい現象が起きていることを感じざるをえない。言うまでもなく、時の内閣による解釈改憲の正当化、および、それに引き続くいわゆる『安保法案』の衆院での可決だ。 本件については、すでに『専門家』による意見も数多でてきているし、今更私のような門外漢が半可通な意見を表明したところで、賛成と反対、どちらかの陣営(あるいは両方)に血祭りにあげられるに違いないのだが、この時期にこの論点に対して何らかの意見表明をしておくことが、歴史に自分を刻み込むことのように思えてならなくなってきた。火中に栗を拾うことになりかねないが、今率直に感じるところを書いておこうと思う。