どれだけ多くの手法「How」を理解し実行しても“勝てない”のはなぜか? はっきり言えば、そうしたデザイン手法を幾つ実行しても、そもそも正しい方向性を作り出すだけの洗練された価値観や、主観をビジョン化する温床がなければ、やった気にだけなって結果が出ない。何回ワークショップをやっても、どれだけ付箋紙を貼っても、出ないものは出ないし、仮にそれなりに筋のあるアイデアが出ても「じゃあ、それで行こう!」とはなりづらいものである。
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ユーザーの目的に沿った複数の行動を時間軸で“想像体験”し、改善点を見つけて、より良い形を見つけていく「行為のデザイン」。この手法を用いると、企画や商品の持つ問題点が明らかになるため、関係者の情報共有や現状把握がしやすくなり、企業の開発力が上がるという。その考え方と実践法を見ていこう。 8つにパターン化された「バグ(不具合)」の性質 問題解決に効く「行為のデザイン」をテーマとした本連載では、「行為のデザイン」の考え方やその思考プロセスについて詳しく述べてきた。その中で、人の行動に注目して、改善点を見つけて、より良くしていく「行為のデザイン」という手法において、人の行為を止めてしまう「バグ(不具合)」の発見が重要だということも指摘した。最終回となる今回は、そのバグについて掘り下げる。8つのバグの種類を紹介しながら、バグを解決したプロダクトやその視点を見ていきたいと思う。 1. 矛盾のバグ(コン
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