黒い本体と銀のレバーでおなじみの文房具の定番、「クリップ」が100年ぶりに進化を遂げる――そんなニュースが話題を呼んでいる。言わずもがなだが、クリップはレバーに力を加えて本体を開き、書類などを挟む使用法が一般的だ。 ただ、ホールド力の強さ故に、力の弱い人が開こうとすると“パチン”と弾け飛ぶケースもあった。だがユーザーは「そういうものだ」と割り切り、構造に疑問を持つことなく使い続けてきた。 約半分の力で開けるクリップ「エアかる」とは 誰もが当然と考えていた構造を見直し、従来品の約半分の力で開けるクリップ「エアかる」を開発したことで、注目の的となっているのが文房具メーカーのプラスだ。 「エアかる」は「てこの原理」を応用し、本体部分に突起を作ることで支点をずらしたほか、レバーの長さを伸ばすことで、ホールド力を保ちつつ軽い力での操作を可能にした製品だ。 大・中・小の3サイズをそろえ、価格はそれぞれ