本日、都内で、小泉内閣発足時に財務相を務めていた塩川正十郎氏の講演があったのを、後輩記者のメモで知りました。読んでみると、いやあ、面白い。頷ける点が多々あります。それにしても、相変わらずの「塩爺節」だなあ。 政界の長老、塩川氏の目には、現在の安倍内閣とメディアはどう映っているのか。また、米国の将来は。私は「その通り、その通り」と思いながらメモを読みました。記事にはならないとのことなので、少し長いのですが、もったいないのでここで全文を紹介します。 《バラバラになっている日本をこれからどういう風にアイデンティティーを構成し直すかが大事だ。それについて、昨年の国会で教育基本法が制定されたのは非常に意義深いことだ。 正月早々だったが、安倍総理はヨーロッパに行く準備で忙しくて直接会えなかったが、塩崎官房長官にお願いしたのは、せっかくできた教育基本法、この趣旨については国民が待望していた。したが