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ブックマーク / kotobank.jp (3)

  • 真善美(シンゼンビ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    知性(認識能力)、意志(実践能力)、感性(審美能力)のそれぞれに応ずる超越的対象が真善美である。このうち、知性の対象を真とし、意志の対象を善として併置することは西欧古代、中世の哲学的伝統であった。またギリシアでは、美と善とは合して、「美にして善なるもの」kalokagathonという合成語となり、自然的、社会的、倫理的な卓越性をさすことばであった。しかし、真善美の三者が併置されるようになったのは、おそらく近代になってからのことで、直接にはカント哲学の影響によるものであると考えられる。カント哲学の紹介者であったフランスの講壇哲学者クーザンには、『真美善について』Du vraie, du beau et du bien(1853)という著作があり、カント哲学の復興であったドイツの新カント学派では、「真善美」d. Wahre, d. Gute, d. Schöneはその哲学の常套(じょうとう)語

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  • 雅俗折衷体(ガゾクセッチュウタイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    明治初・中期の文体の一つ。坪内逍遙(しょうよう)の『小説神髄』に、「稗史(よみほん)体は、地の文を綴(つづ)るには雅言七八分の雅俗折衷の文を用ひ、詞(ことば)を綴るには雅言五六分の雅俗折衷文を用ふ」などとあるように、地の文を、擬古文とよばれる平安時代の和歌や仮名文を基調とする雅文(文語体)で書き、会話の部分を江戸時代以降の日常的・実用的な俗文(口語体)で書く。雅俗折衷体という用語が成立するのは明治時代になってからであるが、その先駆は早く井原西鶴(さいかく)や近松門左衛門の作品にみられ、比喩(ひゆ)や陰影に富んだ文章表現法として、今日の文章作法にも影響を及ぼしている点が注目される。 [宇田敏彦]

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  • おもな慣用句(おもなかんようく)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    私たちは、相手に自分の考えや気持ちを伝えるとき、さまざまなくふうをしている。そんなとき、特に威力を発揮するのが慣用句と呼ばれる言いまわしであろう。慣用句は複数の語が結びついて、新しい意味をもつようになった表現で、古くから使われてきた。慣用句を文章や会話の中に差しはさむことにより、表現したい内容を、きりっと引き締まった豊かなものにすることができる。ここでは、実際に使ってみたい慣用句を集め、その意味を示し、さらに使用例を適宜添えた。 (『日語便利辞典(小学館)』より) あ行 【あ】 愛嬌を振りまく(あいきょうをふりまく) だれにでも、愛想をよくする。 愛想が尽きる(あいそがつきる) 好意や愛情がすっかりなくなってしまう。 「友人の身勝手さに愛想が尽きる」 開いた口が塞がらない(あいたくちがふさがらない) あきれてものも言えないさま。 相槌を打つ(あいづちをうつ) 他人の話に調子を合わせる。

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