「1話で切った」 この言葉を頻繁に目にするようになったのはいつからだろうか。 「アニメバブルと言われるアニメ乱造時代においては、 すべてのアニメを見続けることは不可能であり、 1話でそのアニメを見るか否かを判断する必要がある。 つまり、1話がつまらないアニメは見てもらえさえしない」 というような事が当たり前のように言われている。 実際、このような見方をしている人が、 「濃いオタク」も含めてほとんどであろう。 その結果どうなかったといえば。 ・1話で一番おいしいところを見せるシャッフル構成 ・1話から負担なく楽しめる、設定も目的も物語もない空気系 ・高い原作再現度で原作ファンを脱落させない ・最初からクライマックス と言ったようなアニメが成功をおさめ、 成功モデルとなっていった。 ただ、これらのモデルは「1話が一番面白くなる」モデルであって、 その後は1話よりも劣るものが続いていくことになる