日本酒の達人はメニューをどんな順に読んでいるのか? 未体験の銘柄でも、味わいを「なんとなく」予想する方法とは……。 其の壱 「造り」をざっと眺めて、店の個性を把握 写真を拡大 (1)まずは「造り」をざっと眺めて飲み方の作戦を練ろう。(2)次に「産地」を見ると、知らない銘柄ばかりでも絞り込みやすい。(3)最後にまた「造り」と「酒米」(書いていない店もある)に目を戻し、味を予想。さあ、注文を決めよう。 どんな「造り」の酒が多いかで、店がどうやってお客さんを楽しませたいかが見えてくる。純米(純米吟醸も含む)が多ければ、「料理に合わせて飲んでほしいんだな」など、その日の飲み方の作戦を決める目安にもなる。 「純米」はふっくらした味 純米とつくのは米と米麹だけを使った酒。「米100%だから料理に合わせやすい酒かな?」くらいに考えればいい。 「本醸造」はすっきりした味 本醸造とつくのは米と米麹に醸