社団法人電気通信事業者協会(TCA)は4月6日、2011年度の携帯電話の契約純増数を発表しました。“契約純増数”とは、新規契約数から解約数を引いた数のこと。結果は2年連続でソフトバンクモバイルが首位となり、『iPhone』が純増数を牽引している印象がありますが、“純増数”は携帯キャリアのシェアを正しく反映しているのでしょうか? 実際はスマートフォンが人気の現在の市場では、NTTドコモがスマートフォン販売数1位ということが分かります。これってどういうこと? 携帯キャリアが競い合う“純増数”のカラクリを調べてみました。 純増数は2年連続でソフトバンクが首位 TCAが発表した2012年3月の純増数は1位がソフトバンクで60万3000、2位はauで43万7300、3位がドコモで25万2700。 これにより、2011年度の年間純増数はソフトバンクが354万300で首位、ドコモが211万9700で2位