ブラック企業・ブラックバイトや貧困ビジネスなどの問題が取り沙汰されて久しい。ブラック企業や貧困ビジネスが現在の日本にはびこるのは、当たり前のことではないかと私は思う。(もちろんそれらを擁護するつもりは毛頭ない) ブラック企業や貧困ビジネスがはびこる理由 私たちは、資本主義社会の中で生きている。資本主義とは、労働者から労働力を商品として買い、それを使ってモノを生産し、得られた利益でさらに拡大していくという社会の仕組みである。資本主義社会では、利潤追求こそが企業の目標である。 法令遵守が利益につながるわけではないので、不法行為であっても「バレる可能性は低い」「仮にバレても経営への影響は少ない」「よそもやってるし、まあいいか」と企業が判断すれば、それはまかり通ってしまう。法に触れない非人道的・人権を軽視した行為も同様である。言い方は悪いが、経営者は「金儲けのためには何をやってもいい」と考えている