国際宇宙ステーション専用コーヒーメーカー、ISSpressoを操作しコーヒーを淹れるサマンサ・クリストフォレッティ宇宙飛行士。Credits: ESA/NASA現在のところ、“宇宙コーヒー”といえる飲み物を味わった経験を持つ人物といえば、ESA(欧州宇宙機関)のサマンサ・クリストフォレッティ宇宙飛行士だ。2015年、イタリア企業ラバッツァなどが開発した国際宇宙ステーション専用のエスプレッソメーカーを使用し、宇宙で淹れたてのコーヒーを飲んでいる。加えて、「宇宙で焙煎したコーヒー」を宇宙コーヒーの仲間に加えようと計画している企業がある。 米カリフォルニア州のサンディエゴで創業したスペース・ロースターズ社は、ロケットに搭載した生コーヒー豆を宇宙で放出し、大気圏再突入の熱で焙煎しようという計画を持っている。ハテム・アルカフジCEOはアラブ首長国連邦出身で、ドバイにも拠点を構える予定だ。宇宙ロースト