「印鑑(いんかん)」と聞くと、「印鑑とハンコは同じもので、ハンコの正式名称が印鑑」と考える人が多いと思います。しかし、実は「印鑑=ハンコ」ではありません。 印鑑とは何かを知るために、まずは基本的な用語を見てみましょう。 まず、ハンコの正式名称は、厳密には「印章(いんしょう)」といい、印鑑ではありません。 また、ハンコを紙に押したとき、紙に残る朱肉のあとを「印影(いんえい)」といいます。 では「印鑑」は何かというと、役所や銀行などに登録してある印影のことをいいます。 多くの方が印鑑と呼んでいるものは、本当は印章という名称なのです。 【印章・印影・印鑑のことばの違い】