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ブックマーク / readingmonkey.blog.fc2.com (9)

  • 生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書)

    創作論とか小説の書き方みたいなについて言うと、作家やその周辺の人が書いているせいか、かつてはその困難さを前面に掲げて、結果的に創作行為の神秘性を保守する手合が多かった。 近頃は「誰でも書ける」みたいなのも随分増えたけれど、タイトルだけ付け間違えたようなのが多くて、あいかわらず、もったいぶった文士臭さが抜けてない。 探す場所を間違えたのだと考え、はなっから「創作行為の神秘性」なんて受け付けない人たち向けに書かれたものを探した。つまり子供向けである。 学校の課題になったりするせいか、アメリカのものに、手続きだけに注力した実にアッケラカンとしたのが多かった。 ネットでフリーで手に入るものだと、National Novel Writing Month(通称:NaNoWriMo ※)のYoung Writers Program用ワークブックが、ほぼ同じ手続きを小・中・高校生向けの3種類に書き分けて

    生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書)
  • 読めないとはこういうこと→勉強できない子をあぶりだす5つの質問

    例によって体調不良なので短いものを。 読む力が大切だとか、国語力はすべての学力の根だと、誰もが口にする。 間違っているとは思わないけれど、〈読む力〉や〈国語力〉が具体的にどういうものなのか、ちゃんと話している人たちの間で共有されているのかというと、あまり確信がない。 〈読む力〉がどういうものか説明しようとすると、どんどんと細かい話や、それ自体説明しなきゃならない難しげな概念などたくさん登場してきて、長くなるばかりか分かりやすくも無い。 できるだけシンプルで身にしみそうなのを紹介する。 下の5つの質問は、もともと小学生対象に使われていたものだが、自分や、周囲の大人や子どもにも試してみることができる。 (1)まさおくんは、キャラメルとあめとでは、キャラメルがすきです。キャラメルとチョコレートでは、チョコレートのほうがすきです。まさおくんの一ばんすききなのは、どれですか。 (2)りんごとなしで

    読めないとはこういうこと→勉強できない子をあぶりだす5つの質問
  • 大抵のことは解決する→質問力をブーストする100のクエスチョン

    問いを作ることは、最も基幹的な知的リテラシーである。 問う力を養うためには数をこなすしかないが、スポーツでいうところの「素振り」に相当するものがあり、実践に向けて問う力の維持・向上に役立てることができる。 いうまでもなく自問自答することだ。 これは、質問の質を高め、思考する力を向上させることのできる数少ないトレーニング方法でもある。 以下に示すのは、自問自答に使える問いの型である。 自覚的に使うことで、問いの型稽古を行うことができる。 思考を深めたり、問題解決を助けたりするのにも用いることができる。 決断する 「それをするメリットは何か?」 「それをしないメリットは何か?」 「それをするデメリットは何か?」 「それをしないデメリットは何か?」 「するのか?しないのか?」 望みをかなえる 「ほしいものは何か?」 「今持っているものは何か?」 「今持っているものをどう使えば、ほしいものは手に入

    大抵のことは解決する→質問力をブーストする100のクエスチョン
  • ためしてガッテンでも紹介された10秒で心のスイッチを入れる技術

    自分にコトバをかけることで自分の行動をコントロールしたりパフォーマンスを高めたりする方法は、メンタル・トレーニングを受けたスポーツ選手をはじめとして広く用いられている。 言語的自己教示(verbal self-instruction)と総称される技法だが、今回紹介するのは、アタマの中や口で唱えたりするかわりに、自己教示のコトバを書き付けるものである。 書く方法は、それ以外のやり方に対して、次のようなメリットがある。 ・心の中で唱えるよりも、雑念に邪魔されにくい ・声を出して唱えるのと違って周囲の邪魔にならない ・思考と違って跡が残るので、コミットメントに結びつきやすい(口約束より書き約束を重んじる我々の習慣にかなっている) 一方、デメリットとしては次のようなものがある。 ・筆記用具などが必要 →レース前のアスリートには向かないが、机に向かっていたり、メモするものを持っている場合は問題になら

    ためしてガッテンでも紹介された10秒で心のスイッチを入れる技術
  • 人はどんな時どのようにしてダマされるか?-思わず陥る6つのパターン

    ◯忙しい人のための要約 1.返報性 人は、他者から何かを与えられたら自分も同様に与えるように努める ・先に与える方がイニシアティブを握る。 ・返礼は贈与以上になることがある(「返礼による搾取」が可能である)。 ・しかも、誰から与えられたかに関係なく作動する。 2.一貫性 人は、自分の言葉、信念、態度、行為を一貫したものにしたい(あるいは他の人にそう見られたい)という欲求がある ・コミットメントによる自己イメージの変化が、ループを形成する(コミット→イメージの変化→コミット・・・ による一貫性の再生産ループ) ・つまり、一旦作動すると、働きかけの追加を必要とせず、自動的に持続する。 3.社会的証明 人は、他の人々が何を信じているか・どう行動しているかを見て、自分が何を信じるべきか・どう振る舞うべきかを決める ・人間にとって根的。人は社会で学習する動物であり、今信じているルールや規範も、元々

    人はどんな時どのようにしてダマされるか?-思わず陥る6つのパターン
  • 子供のとき知りたかった技と考え方をまとめてみた@読書猿Classic

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

    子供のとき知りたかった技と考え方をまとめてみた@読書猿Classic
  • 計算ミスと計算時間を40%減らす掛け算のやり方 読書猿Classic: between / beyond readers

    特別な場合に計算が簡単になる方法はいくつもあるが、たくさん覚えても出番が限られているから実用性は低い。 二桁の九九を覚えるのは確かに有効だが、準備に時間と労力がかかるので、敬遠されがちである。 結局、適用範囲の広さと習得の容易さのトレードオフから「普通の方法」が浮上してくる。 筆算は、紙を外部記憶として活用することで、計算中の作動記憶の消費を抑え、計算プロセスに割くことのできる認知資源を確保する。 計算が速く確実になるばかりか、計算プロセスの「みえる化」はミスの発見や、計算のさらなる改善へ向けた気づきにもつながる。 実際のところ、計算の遅い人は、しばしば手を止めて、頭に汗をかいて無理をして計算している。 当は、頭で無理をするかわりに、そこで手を動かすべきなのだ。 その方が労は少なくて計算速度は上がる。なによりも無理をすることによる計算ミスが激減する。 人々を筆算においてつまずかせるものは

    計算ミスと計算時間を40%減らす掛け算のやり方 読書猿Classic: between / beyond readers
  • 復習のタイミングを変えるだけで記憶の定着度は4倍になる

    1,3,7……で復習する 一度に覚えるのと、分けて覚えるのでは、分けて覚えるほうが効果が高く、しかも長く続く。 これは、単純な暗唱ものから文章理解から技能習得に至るまで、あらゆるジャンルとコンテンツとシチュエーションで確認されている。 そして同じく学習を分散するにしても、その間隔を次第に広げる方が効果があることが知られている。 ・Glenberg AM & Lehmann TS. (1980). Spacing repetitions over 1 week. Memory & Cognition. 1980, Vol. 8 (6), 528-538. ・Glover JA & Corkill AJ.(1987). Influence of paraphrased repetitions on the spacing effect. Journal of Educational Psych

    復習のタイミングを変えるだけで記憶の定着度は4倍になる
  • 15秒で訓練なしにできる記憶力を倍増させる方法

    繰り返しはあまり役に立たない ものを覚えるのに、今でも頻繁に使われる方法に《繰り返す》というのがある。 これは思ったほど(一般に思われているほど)効果がない。 記憶システムを短期記憶と長期記憶から構成されるものとするレトロな二重貯蔵モデルにおいては,繰り返し唱えたり書きなぐったりして、記憶したい情報を反復することで,短期記憶から情報が失われないようにすると同時にその情報を長期記憶へと転送させるのだと考えられていた。 ところが,情報を単に反復することに時間を費やしても,必ずしもそれが記憶として定着するわけではないことがその後分かってきた。 現在では,こうした《繰り返し》は維持リハーサル maintenance rehearsal(または1次リハーサル primary rehearsal)と呼ばれ,情報を短期記憶に一時的に保持させるに過ぎないと考えられている。 記憶技法はめんどい 情報を長期記

    15秒で訓練なしにできる記憶力を倍増させる方法
    gamby
    gamby 2011/06/17
    15秒待ってやる。・・・ヒャア!待ちきれねぇ!ゼロだ!!ってなりそう。
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