28日、川崎市でスクールバスを待っていた小学生らが包丁で刺され19人が死傷した事件。犯罪心理学が専門の筑波大学の原田隆之教授は、「岩崎容疑者がより深く突き刺せる包丁を4本も周到に用意していたことに驚いた。破壊的な衝動やうっぷんなどが一挙に爆発したのではないか」と分析しています。 原田教授は、「これがいちばんの目的だったと考えられる。関係のない第三者を巻き込んで自殺することでより社会の耳目を集めるというゆがんだ自己顕示欲のような心理が働いたことが推測できる」と述べています。 一方、原田教授は、『拡大自殺』という行動は過去の通り魔事件でもみられるものの、ほとんどが20代か30代で事件を起こしているとして、「今回、いちばん不思議に感じている点で、攻撃性というものは一般的には20代か30代辺りがピークで、50代になると急激に犯罪も少なくなる。なぜ、この年齢になるまで攻撃性や負のエネルギーを蓄えてい