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小田原城址公園(小田原市城内)で長年にわたり観光客に愛されたニホンザル7匹が今年12月に茨城県内の動物園に引き取られ、その後サル舎が撤去される方針であることが21日、分かった。 城内には小田原動物園があったが「史跡にふさわしくない」との理由から実質的な閉園状態に向かい、引き取り手が見つからないサル舎だけが10年以上残されていた。 2009年に死んだゾウのウメ子など、300匹以上が飼育され人気を博した「お城の動物園」は、70年余りの歴史に幕を下ろすことになった。 天守閣を望む本丸広場の一角に立つサル舎。7匹の群れは引っ越しが決まったことも知らず、好物のビスケットやサツマイモを頬張る姿に親子連れや外国人観光客らが目を細めていた。 小田原城総合管理事務所によると、群れは雄3匹と雌4匹からなり、推定30歳の雄がボスとして君臨。平均寿命20~25歳とされる中でいずれも20歳を超す高齢グループという。
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