出陣学徒壮行早慶戦(しゅつじんがくとそうこうそうけいせん)は、早稲田大学野球部・慶應義塾大学野球部により1943年(昭和18年)10月16日に、早稲田大学の戸塚球場で行われた野球の試合。第二次世界大戦期間におけるアマチュア野球最後の試合として知られ、別名を「最後の早慶戦」という。 試合から65年目となる2008年には相次いで舞台化、映画化され、関連する書籍も刊行された。 東京六大学野球の中止[編集] 日中戦争(支那事変)の開始に伴い強まっていた戦時色は1941年の太平洋戦争開戦によりさらに強まっていた。敵国アメリカ合衆国で生まれた野球は軍事教練に関係がないこともあって、敵性スポーツとして弾圧の対象となっており、中等学校野球・都市対抗野球は1942年限りで中止に追い込まれた。 そして東京六大学野球でも平日の試合開催禁止から始まって1940年から秋季リーグ戦は各校1回戦総当たり、1日3カード実