25才。ひきこもりから脱出し、本屋でアルバイトを始めた。 26才。もうそろそろ就職しないと、一生就職できないのではないかと焦るようになった。 そこで、自分は何をしたいのだろうと考えた。「何ができるだろう」ではなく、「何をしたいのだろう」から考えるのが、夢見がちで世間知らずなニートだ。 僕はゲームが好きだったので、単純にゲーム会社に就職しようと考えた。小学生なみの論理的思考である。そして、さっそく求人サイトで3DCGクリエイターの求人を探した。クリエイター・・・、響きもカッコイイではないか(アホです)。 ハローワークに通うという発想はなかった。ゲーム会社がそんなところに求人を出しているとは思えなかったので。 そして、求人サイトにスカウトシステムというものがあることを知り、職歴なしの履歴書を登録。「ゲームが好きで、PCゲームのMODなんかを作ってましたー」という馬鹿っぽいアピール文と共に。 す