先生は「イイ男」が好きだった。でもその男の人も、私が思う「イイ男」じゃない。私が思う「イイ男」の条件は、嘘をつかない、優しい、誠実、仕事をちゃんとしている、浮気しない、家族を大切にする、育児家事をする、ユーモアがある、紳士。 先生にこれらの条件を話したら、「つまらない」と言われていたかも! 先生は自分でも認める、「ダメ男」好き。不良だったり、お金にルーズだったり、仕事をちゃんとしない、女遊びをする、嘘をつく……など、これだけでも最低野郎に思えるけれど、先生はこれにプラス刑務所に入っていたような人が面白いとも言う。 自分がいなくても大丈夫、と思える人はそもそも好きではないし、そんな自立している男性は先生のそばに、そもそもいない。 確かに、私も経験上、一緒にいて楽しかった人や刺激的な人は、どこか難ありだった気もする。自由奔放で、自信があって、輝いていたようにも思う。その人といて安らぐとか、安心
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