日本の大衆車の代表格で47年前に売り出され、本格的なマイカー時代到来のきっかけとなったトヨタ自動車の「カローラ」に初のハイブリッド車が登場、6日から販売が始まりました。 「カローラ」の半世紀近くにわたる道のりと今後の行方について、名古屋放送局の大野桃記者が解説します。 11代目でついにハイブリッド化 カローラのハイブリッド車は、11代目の現行モデルに追加される形で発売されました。 燃費はリッター33キロで、去年の国内トップの販売台数だったトヨタのハイブリッド車「プリウス」をやや上回る水準です。 一方、最も低い価格は192万5000円に設定され、「プリウス」より安く抑えられています。 誕生は高度経済成長期 初代のカローラが発売されたのは、昭和41年。 強力なエンジンと高いスポーツ性能を売りに、大衆車市場を開拓してきました。 価格は43万2000円と、当時最も売れていたトヨタの「コロ