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ブックマーク / www.style.fm (9)

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第48回 『無敵ロボ トライダーG7』

    『機動戦士ガンダム』の後番組が『無敵ロボ トライダーG7』だった。『ガンダム』と同じく日サンライズ(現・サンライズ)の作品で、監督は佐々木勝利、シリーズ構成は星山博之。キャラクターデザインが佐々門信芳で、作画監督チーフが金山明博。同じサンライズの『未来ロボ ダルタニアス』チームによる作品だった。放映開始は1980年2月2日で全50回。『ガンダム』はターゲットを青年層まで引き上げていたが、それに対して『トライダーG7』はコメディタッチの、子供向け作品だった。 『ガンダム』以降、同傾向のハイターゲットなロボットアニメも作られているのだが、その一方で、子供向けのロボットアニメが増えた。僕の印象としては、アニメブーム以前よりも増えている。1980年には『トライダーG7』があり、『鉄人28号[新]』があった。翌1981年には『Gライタン』や『最強ロボ ダイオージャ』が始まる。それらの企画は、ロボッ

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第145回 「東京上空3部作」

    同年輩のアニメファンと『聖戦士ダンバイン』について話をすると、大抵は「東京上空3部作」と「ハイパー・ジェリル」が話題になる。両方とも、ファンなら誰しもが認める傑作だ。「東京上空3部作」とは、16話「東京上空」、17話「地上人たち」、18話「閃光のガラリア」の3の事である。 エルフ城をめぐって、ドレイク軍との攻防が続いていた。その戦いの中、ショウのダンバインと、ガラリア・ニャムヒーのバストールが剣を合わせ、オーラ力をぶつけあった。その事でオーラロードが開き、2人はオーラバトラーごと、地上界の東京に飛ばされる。1話から15話まで異世界バイストン・ウェルで物語が展開してきたが、ここでいきなり、僕達が暮らす現実世界が舞台となる。地上ではオーラマシンの破壊力は、バイストン・ウェルよりも遥かに強まる。バストールのわずかばかりの戦闘で、副都心は壊滅。30万人の人間が命を落とした。ショウはガラリアを止め

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第144回 『聖戦士ダンバイン』

    『聖戦士ダンバイン』は、『伝説巨神イデオン』『戦闘メカ ザブングル』に続く、富野由悠季&湖川友謙コンビの新作。勿論、アニメファンの注目作だった。放映されたのは1983年2月5日から1984年1月21日。序盤から中盤までの舞台となるのは、海と陸の間にある世界バイストン・ウェルだ。その世界の制覇を画策する領主ドレイク・ルフトは、地上界から召喚したショウ・ザマ、トッド・ギネス、トカマク・ロブスキーの3人を聖戦士とし、オーラバトラーを与えた。彼らはドレイクの元で戦う事になったが、同じ地上人であるマーベル・フローズンによってドレイクの真意を知らされたショウは、ニー・ギブンが指揮するゼラーナに乗り込む事になる。 バイストン・ウェルの文化は、中世ヨーロッパを思わせるものであり、そこにはコモンと呼ばれる人間だけでなく、我々の知る妖精に似たミ・フェラリオやエ・フェラリオ達がいる。この世界の人々は、我々が住む

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第309回 『DRAGON BALL』の声優陣

    『DRAGON BALL』は声優に関しても、話題が多い番組だった。悟空を演じた野沢雅子をはじめ、宮内幸平、八奈見乗児、鶴ひろみ、田中真弓、小山茉美、古谷徹、鈴置洋孝、古川登志夫と、中堅からベテランまで豪華なメンバーが揃っていた。 特に素晴らしかったのが、野沢雅子だった。彼女の芝居が、悟空の明るさ、力強さを充分に表現していた。アニメ『DRAGON BALL』のメジャー感の何割かは、彼女が担っていた。今となっては、大人になった悟空を野沢雅子が演じているのを、僕達は当たり前の事として受け止めている。しかし、『DRAGON BALL』の途中で悟空が青年になり、それを彼女が演じたのは、正直言って意外だった。女性声優が少年役をやるのは当たり前だが、大人の男性を演じた例なんて、ほとんどないだろう。しかも、悟空はアクションものの主人公だ。しかし、彼女が演じた青年悟空にはなんの違和感もなかった。これには驚い

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第133回 『宇宙戦艦ヤマト 完結編』

    『宇宙戦艦ヤマト 完結編』について書こうと思っていた矢先に、新作『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』の公式サイトがスタートした。しかも、公式サイトの解説を読むと、『復活篇』は『完結編』の続きであるらしい。タイミングが悪いなあと思った。以下、『完結編』についてネガティブな事を書くけれど、僕は『復活篇』に対して、悪い感情を持ってはいない。もう『完結編』から四半世紀が経っており、当時のヒネくれた気分は薄れている。むしろ、どんなかたちで『宇宙戦艦ヤマト』が復活するのか楽しみなくらいだ。 さて、話を1983年まで巻き戻そう。アニメ誌で報道されていたので、僕達は公開前から、『宇宙戦艦ヤマト 完結編』で初代艦長の沖田十三が復活する事も、最後にヤマトが自爆する事も、古代と雪のラブシーンがある事も知っていた。『さらば』の後に新作を続けてしまった『ヤマト』だ。『完結編』というタイトルがつけられている作品だが、「当にこ

    garamani1983
    garamani1983 2009/08/07
    佐渡先生が映画館に来た「お客さん」に謝るシーンでは、俺が見た柳ヶ瀬劇場でも失笑以下同文でした。デスラーwith白バラは、ブンドル様のようだと言われました。
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第33回 『ベルサイユのばら』

    僕は出崎統監督のファンだ。文句なしに面白いのが『ガンバの冒険』、映像のシャープさを楽しむなら劇場版『エースをねらえ!』、キャラクターの魅力に浸るなら『宝島』、大人びたムードなら『あしたのジョー2』。一番好きなのは『ベルサイユのばら』かもしれない。 『ベルサイユのばら』は池田理代子の同名少女マンガを映像化したTVシリーズ。原作は、大ヒット作であり、宝塚歌劇団によって舞台になった事でも知られている。放映開始は1979年10月10日。全40話だ。最初から出崎統が監督だったわけではない。長浜忠夫総監督でスタートしたが、13話まで担当して降板。19話から出崎統がチーフディレクターを務めている。長浜総監督と、オスカルを演じた田島令子との間で演技プランに関して行き違いがあり、それが監督交替に繋がったらしい(それについてはDVD『ベルサイユのばら』6巻の解説書で田島令子に取材し、話を訊いた)。 長浜総監督

    garamani1983
    garamani1983 2008/12/21
    ベルサイユのばらアニメ版について。
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第8回 劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト —愛の戦士たち—』

    いまだに『さらば宇宙戦艦ヤマト —愛の戦士たち—』だけは気軽に観られない。仕事で確認する事があって、ちょっとビデオを再生しただけでも緊張してしまう。同じ『ヤマト』でも、『ヤマトよ永遠に』なら、ビールを片手に気楽に観られるのだけど、『さらば』だけは特別だ。気軽に観られない理由のひとつは思春期に真剣に観た作品であるから。もうひとつは『ヤマト』シリーズに関するトラウマのためだ。トラウマについては同年輩の人間でないと理解できないかもしれない。 順に説明しよう。『さらば宇宙戦艦ヤマト —愛の戦士たち—』は1978年8月5日に公開された劇場アニメだ。『宇宙戦艦ヤマト』第1作の続編であり、完結編。アニメブームを代表する作品であり、興行的にも大ヒットを記録している。ガミラスとの戦いを終えて立ち直りつつある地球に、再び脅威が迫る。それは銀河を蹂躙する白色彗星帝国ガトランティスだった。強大な敵に対してヤマトの

    garamani1983
    garamani1983 2008/11/15
    うんうん、そうだよね…みなまで言うな、わかるぜよ。同世代ファン心理に同感の嵐だ。
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  • WEBアニメスタイル_COLUMN:第61回 ここまで言っていいのか『さすがの猿飛』

    『魔法のプリンセス ミンキーモモ』の延長決定前から、代理店旭通の、片岡義朗氏という方から、たびたび電話がかかってきた。 新番組の『さすがの猿飛』という現代を舞台にした忍者を主役にしたラブコメ風アニメをやってくれ、というのである。 原作は小学館の月刊だか旬刊だかの「別冊少年サンデー」の連載マンガだという。 放送局はフジテレビだが、シリーズ構成が決まっていないので、僕にやってほしいというのだ。 フジテレビは、竜の子プロダクションの作品で、僕の作品もよく放映してもらっていた。 特に、小学館の雑誌に連載していた『ダッシュ勝平』のアニメはよく書いていた。 ただし、原作にないオリジナルのエピソードばかりを書いていた。 それらの、オリジナル風アニメを、フジテレビのプロデューサー岡正氏が目をつけていたのかもしれない。 岡氏は、『ダッシュ勝平』や『うる星やつら』をプロデュースした人でもある。 だが、原則とし

    garamani1983
    garamani1983 2007/02/14
    アニメ製作現場でドキドキの著作権問題が末尾あたりに記されている。/俺が大好きだった、ヤクちゃんとシックちゃんは首藤先生の生み出されたキャラだったのだなあ。
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