ブックマーク / shinsho.kobunsha.com (4)

  • 岩田健太郎「新型コロナの流行を機に、エターナルに変わるべきこととは」|光文社新書

    大好評発売中の岩田健太郎著『丁寧に考える新型コロナ』(光文社新書)。 巻末特別対談「西浦博先生に丁寧に聞く」から一部を公開いたします。 今、コロナのことだけを効率化しても、保健所は楽にはならない 岩田 この流行をきっかけに、エターナルに変わるべきものも出てくると思います。 要は、働き方改革ということになると思うのですが、たとえば保健所で言えば、これまで保健所で「こういうふうに働くんだ」とされていたところの、多くは無駄なわけです。 例を出しますと、今も、結核の審査の書類を保健所に出す必要があるのですが、その書類の期限が4カ月と決まっている。たとえばリファンピン(抗生物質)での治療は4カ月間治療をするのですが、初診のときに薬を出さなかったりすると、あと3日で治療が終わるというときに、初診から4カ月を過ぎているからもう一回書類を書いてくれと送ってくるんです。保健所から。 こういったことは当に馬

    岩田健太郎「新型コロナの流行を機に、エターナルに変わるべきこととは」|光文社新書
  • 06_文系不要論の系譜学──「二つの文化論争」から見えるもの|光文社新書

    人文学の源流を訪ねて 前回私は、日学術会議問題という時事的問題から、人文学叩きの問題、そして「役に立つ」学問と教育をめぐる問題を論じた。連載で一貫して論じてきたところではあるが、そこで明らかになったのは、人文学批判、そして人文学を「役に立たない」学問にカテゴライズして葬り去ろうとする動きの文脈には、新自由主義の緊縮財政があり、また緊縮財政を背景とした大学内部での「政治」(人文学を担う旧教養課程が「狩り場」となったことなど)が存在したことだった。 学問が「役に立つ/役に立たない」こと、そして人文学が役に立たない学問の代表として扱われていることには、確かに現代の新自由主義特有の論理があるだろう。しかし、「役に立つ/立たない」という問題設定と人文学の位置づけは、まったく新しいものとは言えない。ほぼ近代の人文学の始まりから存在してきたのではないだろうか。 今回は、一旦現在の日から離れて、「文

    06_文系不要論の系譜学──「二つの文化論争」から見えるもの|光文社新書
  • 臨床の現場では、「アナログの概念を理解した上でデジタルに扱う」ことが必要である(西浦博×岩田健太郎対談)|光文社新書

    臨床の現場では、「アナログの概念を理解した上でデジタルに扱う」ことが必要である(西浦博×岩田健太郎対談) 好評発売中の岩田健太郎著『丁寧に考える新型コロナ』(光文社新書)。 巻末特別対談「『西浦博先生に丁寧に聞く』西浦博×岩田健太郎」から一部を公開いたします。 (※この対談は7月20日にZoomで行われたものを収録したものです。) 何が「接触」になるか―― 一般の人にとっての初めての経験 西浦 ここまで話してきましたように、クラスター対策にも経験と学びが必要だと実感しているところですが、「接触」の定義に関しても、専門家ではない普通の人たちが感覚として経験するのは、今回が初めてではないかと思います。 つまり、何が「接触」にあたるのか、ということですね。 今回、流行は何回か繰り返すことになりますから、その間に学んでいくことになるのかなと思っていますが。 たとえば、分かるように説明しますと、ぼく

    臨床の現場では、「アナログの概念を理解した上でデジタルに扱う」ことが必要である(西浦博×岩田健太郎対談)|光文社新書
  • 「いじめの構造そのものを、ぶっ壊す可能性を提示しなければならない」―――岩田健太郎 教授に聞く|光文社新書

    「子供のいじめがなくならないのは、そもそも日の大人社会が、いじめ体質だからだ――。」先日、「あとがき」と「目次」を先行公開した光文社新書の新刊『ぼくが見つけたいじめを克服する方法――日の空気、体質を変える』が、日発売となった。刊行に際し、著者である神戸大学の岩田健太郎教授に、話を聞いた。 なぜいま注目の感染症の専門家が、「いじめ」なのか。岩田氏がこのに込めた思い、そして今こそ読者に伝えたいこととは? 写真・野澤亘伸/聞き手・光文社新書編集部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「世の中こんなもんだ」といじめを受け入れる日の空気 ――いじめについて書こうと思った理由を教えてください。 岩田 はい。にも書きましたが、ぼく自身、ずっといじめにあっていたというのが一つの理由です。それから身近にも、いじめにあって苦しんでいる人がいました。 これまでにも、「いじめの克服法」的なはたく

    「いじめの構造そのものを、ぶっ壊す可能性を提示しなければならない」―――岩田健太郎 教授に聞く|光文社新書
    garbagephilia
    garbagephilia 2020/04/14
    この方の主張に説得されたくて仕方がない自分がいる反面、「科学」の旗を掲げた偽物の台頭を恐れる自分もいる。科学さえ身につければファクトから誰でも同じ結論にたどり着け朝令暮改も許せる境地に跳躍できない。
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