大きな口開け、魚捕らえる=9500万年前の新種ワニ―モロッコで化石発見・米大学 時事通信 2月2日(木)9時6分配信 アフリカ北部モロッコの約9500万年前(白亜紀後期)の地層から大きなワニ類の頭骨化石が見つかり、新属新種に分類したと、米ミズーリ大などの研究チームが2日までに米科学誌プロス・ワンに発表した。頭は盾を伏せたように平たく、長い形をしており、河口近くの三角州で大きな口を開け、魚などをすくうように捕らえていたとみられるという。 この化石は盾やワニを意味するギリシャ語の言葉などから「アエギスクス・ウィットメリ」と名付けられた。頭の長さは2メートル超と推定され、体全体は最長15メートル程度あった可能性がある。後頭部にこぶのような突起があり、異性にアピールしたり敵を脅したりするのに使っていたか、周囲の血管を通じて体温制御に利用していたと考えられる。 【関連記事】 【特集】巨大魚だ