「餃子の王将」を展開する会社社長が射殺された事件で、警察が、「王将」創業者の長男を任意で事情聴取したことが分かりました。 工藤会系の組幹部・田中幸雄容疑者は2013年、「王将フードサービス」の本社前で大東隆行さんを射殺した疑いです。 王将フードサービスを巡っては、1995年ごろからおよそ10年間にわたり、創業家の知人男性との間で260億円にのぼる不適切な取り引きを繰り返していました。 警察は、この男性を任意で事情聴取していますが、捜査関係者によりますと、創業者の長男の元社長も任意で事情聴取したことが分かりました。 長男の後を継いで社長になった大東さんは、事件直前、この不適切な取り引きに関する報告書をまとめていて、警察は、事件との関連を慎重に捜査しています。