高橋 喜平(たかはし きへい、1910年4月25日[3] - 2006年2月1日)は、日本の雪崩研究家、エッセイスト。 独学で長年、雪崩の研究に従事。雪氷学・氷雪[4]研究の権威であり、日本雪氷学会賞受賞、吉川英治文化賞を受賞。また、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した、エッセイストでもある。日本雪氷学会名誉会員で、岩手県在住[5]。 東京大学名誉教授の高橋延清は弟、直木賞作家の高橋克彦は甥にあたる。 1910年、秋田県六郷町(現・美郷町)に生まれる[2]。7歳で、母の郷里である岩手県沢内村(現・西和賀町)に移る[2]。1929年、岩手県立黒沢尻中学校(現・岩手県立黒沢尻北高等学校)卒業後、卯根倉(うねくら)鉱山で代用教員をしながら独学[2]。1934年、エッセイ集『雪と人生』を朋文堂(ほうぶんどう)より出版[2][6]。1936年、同年から36年間にわたり雪崩の研究に従事。この間、太平洋