タオ―老子 (ちくま文庫) 作者: 加島祥造 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2006/10 メディア: 文庫 購入: 10人 クリック: 51回 この商品を含むブログ (45件) を見る 言い直すと、世界ははじめ、 タオ・エナジーの働きを 徳(テー)として尊んだんだがね。 それを見失ったあと、 人道主義を造りだした。 それを失うと。 正義を造りだした。 正義さえ利かなくなると、 儀礼をはじめた。 儀礼がみんなの基準になると 形式ばかり先行して、裏では むしり合いが始まった。 先を読みとる能力を威張り 愚かな競争ばかり盛んになった。 あの道(タオ)の 最初のパワーにつながる人は 上辺の流れを見過ごして平気でいる。 ものごとが自然に実を結ぶのを 待っていられる。 花をすぐ摘み取ろうなんてせずに ひとり ゆっくり眺めている。 「徳 大きな愛」 今、時代は老子、といえるかどうかわからない