■前回の続きですが生煮えです。 エジソンは電流戦争(交流対直流)での敗北だけでなく、オーディオ・システムの産業化に於いても「シリンダー対ディスク」の規格闘争に敗北することになる。ただ、それは単なるデファクト化に於ける技術競争というよりは、そもそも蓄音機(音を蓄える機械というコンセプトは改めて考えると実に神秘的だ)をどのように収益モデル化するのか?のコンセプト闘争だったことが伺える。 そもそも個人と個人がリモートで対話できる音声通話システム(=リアルタイム処理)から、音声録音を伝言板的に交換できるというアイデア(=非同期処理ですね)への飛躍は画期的だ。 つまり、発話をその空間的な制約だけでなく時間的な制約から切り離すことは、情報の流通という面を考えると、ある意味電話よりも可能性があること(音声の記録という要素技術を集合的な音声データの共有にまで持っていければ、コンテンツ流通=e.x. レコ