年初から「何かしてるなあ」と思っていたのですけれども、ここにきて、参院選を控え自民党が掲げる経済政策の目玉にどういうわけか「ウェブスリー(Web3.0)」が中核に据えられるという事件が勃発しました。 何ということでしょう。 「Web3.0」をわが国の成長戦略の柱に NFT政策検討PTが提言(案)を取りまとめ | 自由民主党 ウェブスリーといえば、基本的に仮想通貨(暗号資産)を支えるコア技術やブロックチェーン、NFT、VR技術、メタバースなど、いかにも「それっぽい」要素技術をバズワードとしてちりばめつつ、アメリカの大手VCが好きそうなコマーシャルベースの新機軸でGoogleやAmazonなどビッグテックに対抗して分散的なネット環境を実現するのだ的な話になってきています。 「日本もそれに乗り遅れるな!」という意味において、珍妙な議論もかなり混ざっている印象があります。先日も、日経がメタバースの