「女性向けの商品やサービスをヒットさせたい」「自社のブランドをもう一歩進化させたい」――そんな思いを抱く担当者必読の本が出た。「ブランドのコラボは何をもたらすか 午後の紅茶×ポッキーが4年続く理由」(宣伝会議/税別1800円)だ。キリンビバレッジの「午後の紅茶」と江崎グリコの「ポッキー」という、2つのトップブランドのコラボプロジェクトの歩みをまとめている。 コラボプロジェクトは両社の担当者同士が交わした“世間話”から始まった。メインターゲットや市場ポジションといった共通点と、当時掲げていた「ハピネス」というブランドメッセージが重なったことで、プロジェクトは加速。両社から社員を集め、ターゲット世代である20~30代の女性だけでチームを作った。 ところでみなさんは、「20代女性向けの商品」と聞いたときに、どんなイメージを思い浮かべるだろうか。もしここで「ピンク」とか「ハート」とかのワードしか出
![「“表面的な女子っぽさ”の女子向け商品」からの脱却 午後の紅茶×ポッキーの4年間](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5f5d953e17dfc8628b27851c8e2f033996046158/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbusiness%2Farticles%2F1803%2F05%2Fl_ma_po01.jpg)