東京電力の藤本孝副社長は3月17日に会見で、原発の再開無しでは供給能力は4800万kWにとどまり、夏の電力需要最大6400万kWを下回るとの見通しを明らかにした(毎日jp)。休止中の古い火力発電所や、LNGガスタービンを用いた発電所の新設を計画しているようだが、単純に柏崎刈羽原発と福島第二原発の停止中原子炉の早期運転再開を目指すべきであろう。 1. 小規模LNG発電所新設では間に合わない 現在の電力供給能力は3350万kWなので、4800万kWは停止中の火力発電所の送電再開後の値となる。1600万kW分の差を埋めるには、30万kWのLNG発電所を50基以上設置する必要がある。 一方、柏崎刈羽と福島第二の停止中原子炉7基の発電量は770万kWにのぼり、LNG発電所で22箇所分の発電量となる。女川原発も再開されれば、東北電力から東京電力に行える電力融通も多くなるため、電力不足を大幅に緩和できる
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