これまでの説によると、人類最古の靴はアルメニアの洞窟で発見された紀元前3,500年ほどまで遡るという。その靴は革製で、しかも紐締めであったとか。だとすると、人類は現代まで五千年以上もの間、同じように靴を紐で結び続けている。その歴史の古さたるや、「いつまで経っても進化しない」とさんざん揶揄されている傘の比ではない。 さすがに、そろそろ人類は靴紐について真剣に進化を検討するべきではないか。少なくとも「結ぶ」ということから解放されていいのではないか。 つい最近新しいシューレースの開発・販売を開始したニフコさんからこの話を受け、実際に調べてみると、そう思いたくなる画期的なアイテムが近年続々登場していることに気づかされた。 そこで今回は、これまで「靴紐はついているものを使う」という当たり前の発想から脱却して、進化した新しいシューレースについて実際に着用し、調べてみたことを共有したい。あらためて自分の