現代の就活は、学生にとってあまりにも「不親切」だ(写真はイメージです)。 Reuters/Yuriko Yano 現在大学2年生にあたる2021年卒から、経団連が就活ルールを廃止することが正式に決まった2018年。情報解禁や採用選考開始で足並みをそろえてきた企業が、今後はどう動くのか、政府主導のルールづくりで就活はどう変わるのか。当事者である学生たちにも、読みづらい状況が続いている。 そんな中「すべての採用活動データを公開します」と、毎月の受験者数、その合否の数、学歴フィルター懸念についてなど、あらゆるデータの公開に踏み切った企業がある。IT企業のガイアックスだ。可能な限りをオープンにするその理由とは。 入社してから真実を知っても遅い 「就活で学生は加工された情報しか見せられない。あまりにも透明性がないので、判断に困る。企業にいいことだけ言われても信用できませんよね。だったら、いっそのこと