中国中部の江西省にある洞窟から見つかった土器が、世界で最も古いおよそ2万年前のものだということが、中国やアメリカの研究チームの調査で分かりました。 研究チームでは、中国で農耕が始まる1万年近く前に土器を使って食べ物を煮炊きしていたことを示す貴重な発見だとしています。 これは中国やアメリカの研究チームが、アメリカの科学雑誌「サイエンス」に発表したものです。 それによりますと、土器は中国の江西省にある仙人洞遺跡で見つかり、発掘された地層の年代などを調べたところ、世界で最も古いおよそ2万年前のものだと分かったということです。 これまでは、同じ中国の玉蟾岩(ぎょくせんがん)遺跡で見つかった、およそ1万8000年前の土器や、日本の青森県にある大平山元1(おおだいやまもといち)遺跡で見つかった、およそ1万6000年前の縄文土器などが世界で最も古いとされてきました。 今回の発見は、それをさらに数千年さか